[ad01] [ad02] [ad03]

月刊「謎界隈」2022年5月号

2022年7月2日

ツイッターのあんたがたに挑戦します2022週末

5月28日から29日にかけて、「ツイッターのあんたがたに挑戦します2022週末」が開催されていました。

あんたがた」はいわゆる全体戦です。
非常に高難易度であったり、複雑な作業を必要とする謎やパズルが出題されるため、Twitter上で相談して協力しながら問題を解き明かしていく……というもの。
謎の答えは全てある場所を指し示すようなものになっていて、現地に向かうと次の謎を導く鍵が手に入る……という感じで進んでいきます。
今回はオンライン開催ということで、what3wordと独自システムを併用した形態で行われました。
ワタナベタウン語を利用したものやバカリズムの新いろは歌を利用したエニグマ暗号(は?)など、奇天烈な謎がたくさん出題されたようです。

パングラム

流行コンテンツ……という感じでもないですが、確かに話題になってたので軽く触れたいと思います。
4月から5月にかけて、こーやん(@koyan97)さんによっていくつかの縛り付きパングラムが投稿されました。

パングラムは数年前から謎解き界隈でひそかに流行している遊びです。 その流れについてまとめた記事を弊ブログで公開しました。

これに呼応する形で、パングラム好き謎クリエイターの方々がパングラムをまとめた記事などを公開されました。

好きなTwitter謎紹介

今月Twitterに投稿されていた幾多の謎の中から、編集者が特に好きだと思ったものをこちらで紹介します
本当に多くの謎が投稿されているので全てを確認することは不可能なのですが、解いたものの中で個人的に面白いと思ったものをまとめています。

ネタバレ防止のためコメントは控えめです。
謎の管理は制作者の方が個別で行われているので、解答・ヒントなどが気になる方はリンク先で確認してみてください。

掲載順=公開順です。

RIDDLERの角谷進之介(@Kadoya_Sk)さんによる謎です。
書かれているものをしっかり睨んで考える謎。

ドミノ(@do_mi_no_71)さんによる問題です。

謎を邪魔しない、オリジナルのデザインが良い雰囲気を作ってます。

古品今案(@koshian_puzzle)さんの謎解き。
答えを求めていく過程での驚きが楽しい謎です。

立川茜(@fantasistaKKP)さんの出題した問題。
一時ネットで話題となった「三角関数の要不要」の話題に乗っかって、解くために三角関数を知っている必要がある謎を作ったようです。
こういう話題の使い方が上手い。

またまたこーやん(@koyan97)さんの登場です。
一見普通のアンケート結果のように見えますが……解ける……?

シルクト(@shirukuto_NAZO)さんの謎です。
こういう感じで矢印を引っ張って文字を拾う問題が個人的にとても好みなんですよね……

数えきれない数のTwitter謎

Twitterに投稿されている謎の数はひと月に数百を超え、時期によっては1000問に到達することも。ここで紹介しているのは、編集者が100%好みでピックアップした数個にすぎません。
ぎん(@tenhouginsama)さんが運営されているブログ「なぞまっぷ」では、毎週話題となった謎が紹介されています。
こちらはリツイートやいいねの数に基づいた明確な基準で紹介されており、話題となった謎を間違いなく確認できる場所となっています。
「こまめに一枚謎を追いかけたいけど、どこを参照すれば良いのか分からない……」という人には非常にオススメできるサイトです。

あとがき

5月総まとめは以上となります。 仕事に学校に……と忙しくなる時期ですので、先月のエイプリルフールのようにまとまって1つの話題に注目するようなイベントは少なかったように思います。
ですが、個人や小規模団体の活動はかなり活発で、特にWeb謎は個性の強いものがたくさんリリースされた、そんな面白い1ヶ月だったように感じました。
来月は祝日がなく記念日も少なそうな6月ですが、どんなことが起こるのか楽しみにしながら過ごしていきたいですね。

ではまた。

今月私が参加した謎解きコンテンツの中で、他人にオススメしたいものは実は他にもたくさんあります。
例えば有料LINE謎の「バナナの再構築」やSCRAPの「謎検」、東京に行った際に参加した「NEW FOX CRAZY QUIZ Ver1.1」などです。
ですが、これらは今月の紹介には含めていません。
というのも、月刊「謎界隈」に掲載する際に「オンラインコンテンツであること」「基本無料であること」という基準を設けているからです(解神など、話題性の大きいコンテンツは一部例外)。
これらはあくまで「TwitterTLをまとめる」というコンセプトから定めている基準です。
Twitterのタイムラインに流れているものをまとめるのであればほとんどに目を通すことができますが、有料コンテンツ・オンサイトコンテンツまで含め始めると手間と費用がかなりかかることが予想されます。
個人で広告収入のみで運営しているブログとしては、やはりその辺りに壁が存在するということです。
ですので、今後もしばらくはこの基準に沿った情報収集を行うことになるかと思います。

この基準にはひとつ大きな問題があります。
コンテンツには正当な対価が支払われるべきであって、秀逸なLINE謎やWeb謎が無料で公開されているのは本来ならおかしな状況なのです。
ですので、無料で遊べるもののみをまとめるという行為は、この奇妙な状況を助長してしまう可能性があるわけです。
この点は結構深刻にとらえるべきだと思っているのですが、かといってナゾアワードのように公募のようなことをしてしまうと、今度は「パングラム」のようなちょっと楽しめるような話題を拾えなくなってしまう。
ですので、月刊「謎界隈」はあくまで「話題」を拾う場所として運営し、それ以外のコンテンツはNago-Blogの他の記事で紹介していきたいと思っています(最近あんまり更新できていませんが……) 。
今後こうしていきたい、こうしてほしいみたいな提案・意見があれば以下のフォームに送信したり、ナゴマ(@nagomatsup_)個人に話していただけるとありがたいです。
今後ともよろしくお願いします。

ご意見・ご要望・ご感想など

当ブログはあくまで個人運営で好き勝手やっているものなのですが、この月刊謎界隈などのまとめ記事はひとつのメディアのような形で運営していきたいと思っています。
中の人(@nagomatsup_)の個人的な都合によって今後形態が変わったり中止になったりする可能性もありますが、可能な限り今後も続けていきたいと考えているので、もし「こんなコーナーがあったら嬉しい」とか「こういう視点からのコメントが欲しい」といった意見があれば、下記のフォームを通して送信していただけるとありがたいです。