質問文と解答文が同じになる問答を作りたい
クイズやなぞなぞは、質問に対して適切な解答をすることが基本となっています。
そして、この時質問文はいわゆる疑問文の形をとっており、解答は普通の文(平叙文)あるいは1つの単語ということが多いです。
例を挙げると、
質問
パンはパンでも食べられないパンはな~んだ?
解答
フライパン
といった感じです。
また、クイズみたいにいわゆる「出題」という形ではなくても、
「昨日の晩御飯は何だった?」
「カレーだったな」
というように、疑問文に対して普通の文で答える、ということは日常的によくあります。
この時、質問の文と解答の文は基本的に異なる形です。
文体が異なるというのもありますし、そもそも問題と解答が一致してるなら質問する必要もないので。
当たり前です。
しかし、そういうことを言われると何とかして質問文と解答文が同じになっていて、それで問答として成立しているものを作りたくなってしまいます。
というわけで色々考えてみたところ、いくつかパターンが作れそうだったのでまとめてみました。
それではレッツゴー
※本来「かいとう」には「解答」と「回答」の2種類ありますが、この記事では両方入り混じって面倒なので「解答」表記で統一します。
①反復型
一番面白くないシンプルな形です。
例を挙げると、
質問
食べる?
解答
食べる。
という感じ。
(「?」と「。」の違いとかイントネーションの差とかはありますが、今回は 「カナにした時に一緒になればOK」 というルールでやっていきます)
実際、平叙文に「?」を付ければちゃんと疑問文として機能してくれるので、これだけで成り立ってしまいます。
ちょっと工夫すると
質問
食べるの?
解答
食べるの。
なんてこともできます。
これは終助詞の「の」に疑問の用法と断定の用法が両方あることを利用しています。
②自己参照型
質問文自身について質問文中で言及することで解答と質問を一致させるものです。
例えば
質問
この質問の質問文は何?
解答
この質問の質問文は何?
といった感じです。
また、この場合「この質問の質問文は何?」がこの質問に対する唯一解となっています。
唯一解にすることを目標にするとかなり制限が厳しくなるのでパターンが限られてしまう(というか「問題文そのものを答えさせる問題」以外のパターンが思いつかない)のですが、制限を緩めてやるともうちょっと色々なことができます。
例を挙げると
質問
疑問文といえば?
解答
疑問文といえば?
てな感じ。
質問文自身が質問文の要件を満たしていればよいので、比較的自由に何でも作れてしまいます。
ただ自己参照という性質の都合上、文の形や文字数などについて言及するものしか作れなさそうですね。
③二義文
ここまでは文法や文の構造に着目し、質問と解答の文字が完全に一致するように仕向けてきましたが、あくまで「カナにした時に一緒になればOK」 というルールなので、同音異義語を駆使すればもっと色々できます。
というわけでスーパー・ダジャレ・タイムに突入します。
質問
良い絵?
解答
いいえ。
名画かどうか聞かれたんでしょうね。
質問
この手、誰?
解答
鼓の手練れ
太鼓の名手の手がズームで表示され、それで答えるクイズだったんでしょうね。
質問
苗、どこ?
解答
苗床。
苗のありかを質問したらそりゃ苗床にあるだろうと言われました。
質問
売らぬのは何で?
解答
裏布派なんで……
生地が余ったのに何でメルカリで出品しないのかと問われ、こういう布は他の服を縫うときの裏布にするタイプなので……と答えた。
そういう状況。
質問
よし!……何?
解答
…………よしなに
共同作業が終わり、やっと作品が完成したと思ったら無口な相方がこっちの方を見ている。
何か用かと思って尋ねたら、作品をよろしく、と。
質問
済んだら何だ?
解答
Sundara-nanda
この用事が終わったら次は誰のところへ行くんですか?
はい、釈迦のお弟子さんであるスンダラ・ナンダさんの所です。
……という感じです。
まあ無理矢理なんですけど、こういうのも楽しいよね。
【番外編】タッパーの自己言及式
有名な数学ネタに「タッパーの自己言及式」というものがあります。
[blogcard url="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%83%E3%83%91%E3%83%BC%E3%81%AE%E8%87%AA%E5%B7%B1%E8%A8%80%E5%8F%8A%E5%BC%8F"]
これはある不等式をグラフ化すると、その式自体の形が浮かび上がってくる……というもの。
ほんとは結構恣意的な部分も多いらしいですが、問題文と解答文が一致してる一例としても良いでしょう。
とまあこんな感じで色々まとめてみました。
また何か、他のパターンとかを思いついた人がいたら是非教えてください。
ではまた。