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#ナゴ謎(2021/07/07出題) 解答・解説

せっかくブログがあるんだしTwitterで出した謎の解説もこっちでやろうじゃないか。

というわけでこの謎の解説記事になります。

七夕ということで中央にドデカく「七夕」の文字をのっけて、背景とかも揃えて何となく七夕っぽい装いにしてみました。

以下、解説になります(当然ネタバレなので注意)

解答・解説

まず、答えとして求めるのは「????」にはいる文字列です。
そしてこの「????」は赤い矢印をたどると分かりそうです。
つまり上のイラストに引かれた赤い矢印を順を追って読めばいいのですが、そのまま愚直に読んでも意味のある答えは出てきません。

よく見ると、イラスト内の部分と解答の部分で矢印の向きが上下逆になっていることが分かります。
つまり、上のイラストを上下回転させてからたどればよいのです。

ひっくり返すと……

こんな感じ

このようになります。
「夕」がひっくり返り「ヒ」に、「七」がひっくり返り「コ」になりました。

また、矢印は星のイラスト(★)も通過しています。
これを順に読むと、答えは「ヒコ星」……『彦星』となります。

リフレクション

さて、この謎は文字を複数の方向から読む、いわゆるアンビグラムを利用した謎でした。

アンビグラムについてはこちらから。

「年に一度の七夕だしなんか謎作れないかな~」と思って「七夕」の文字を眺めていたら、上下逆さにすると何となく「ヒコ」っぽくなることに気づいてそのまま問題にすることにしました。
あんまりネタ被りもなさそうだし(気付いてないだけでもし被ってたらごめんなさい)。

アンビグラムも謎解き同様大好きなので、これを利用した謎を色々作りたいな……と常々思っています。
「ラ」を裏返して「ル」にしたり、「710」をひっくり返して「OIL」にするのがベタ謎扱いされていることもあり、謎との親和性は高そうだな……と思っているのですが、ひとつ課題があります。

それは、上手く作れないと無理矢理な問題になってしまうことです。
アンビグラムはアート性が強い作品も多く、説明されないと何の文字か分からない作品もそれなりにあります。
コンセプトは自由なので、アンビグラム作りならそれでも何の問題もありませんが、謎作りとなると話が変わってきます。
特に今回のようなパターンの謎であれば、「パッと見て何が書いてあるか分かり、また視点を変えた瞬間に別の文字に見えて驚く」というところが重要になってきます。

このことを踏まえて今回の謎を見てみると、ギリギリかなぁという感じがします。
上のイラストを見てちょっと微妙……と思った方もおられるはず。
「ヒ」の字が「6」に見えちゃうなんて意見もありましたし、もうちょっとはっきり分かるように作りたかったですね……。
まあ七夕だし「ヒコ星」だろうな……って推測で解いた人がほとんどなんじゃないかと思いますけど

とはいえ新しいタイプの謎を提示できたとは思いますので、進化したバージョンを今後作品として出せるようにしたいな、と考えています。

ではまた。