謎解き日本一決定戦 – 決勝大会進出者の思考回路⑤【番外編】
おはようございます。
先日放送された「謎解き日本一決定戦Χ 2023」の決勝大会出演者が自分のプレイングやその意図について解説していく記事を4つほど公開しました。
今回はそのおまけということで、謎や勝負とは直接関係のない部分についての裏話的なものを雑多にザザザと書いていきます。
半分日記です。内輪ネタもやや多いです。ご了承ください。
以下、番組のネタバレを含む可能性があります。ご注意ください。
収録前日(3/3)の
- 前日は「#あもさば大おふたろう」という身内でのオフ会に参加していました。
3/3~3/5にかけて京都で開催されたもので、決勝参加決定より先にこちらへ参加することを決めていましたが、東京に行くことになったので合宿部分はスルー。
宿は山の方だったので市街地で行われた企画にだけ参加し、みんなをバスで見送りました。
なお、ここで見送った人の中にオフ会の主催者であり大会の優勝者でもあるすいとんさんがいました。
- 決勝進出者は告知までその事実を言いふらすな、というお触れがあったので一切公言はしてなかったのですが、最終予選のタイミングでこのオフ会の部屋の名簿がひっそり書き換わっていた(僕の名前があった場所がひっとさんになっていた)ためバレバレだったみたいです。
オフ会の参加者の半数ぐらいが最終予選に進出していて結果を知っていたうえ主催も決勝進出者だったので、その辺の情報がさらに外部に漏れないように上手く握りつぶしてくれましたが……
- 前日の晩御飯はUberEatsで注文したインドカレーでした。
これにはいくつか理由があり、ひとつは応援団の高井茅乃さんが競技謎解きに参加する前日に毎回食べるものだからというもの。縁起を担いだ形になります。
もうひとつ、遠征を行う時は毎回新幹線や電車を乗り継いでの移動になり、若干体調が落ち込みます(地方勢特有のビハインド)。前日にあまり脂っこいものや量の多いものを食べてしまうとかなりパフォーマンスが悪くなってしまう。遠征前は冷蔵庫を空っぽにするので自炊もできず、外食か出前に頼ることになるのですが、上記のことを考えると最も適した食事は野菜カレーの中辛ということになります。
実際、翌日の体調は過去の遠征の中で最も良好でした。
当日(3/4)収録前
- 撮影は午後からだったので京都で寝起きし、朝8時頃の新幹線に乗ります。
京都駅から品川駅まで2時間ちょい。N700S。
- 在来線でスタジオの最寄り駅まで移動し、高井さんと合流します。
駅からベレー帽着けてたのでめちゃくちゃ分かりやすい。
- スタジオに入るとすぐ控室に案内されますが、この時点でプレイヤーと応援席は別の部屋。
ここからは本番まで連絡が取れず、また携帯電話・タブレット等も応援団に預けるので使えなくなります。
ちなみにこの日、僕が企画責任者を務めていたエニグロカフェのチケット発売日だったんですが、こういった理由もあり当日は監督できていませんでした。事前に決めておいた担当者がきっちりやってくれて助かった。
- 控室は共同のデカい楽屋(たまにテレビで見るような、一面がドレッサーのように鏡張りになっている明るい部屋)で、4人ぐらい既に先に到着されていました。
この時点では名札がないので誰が誰か分からず。
- 渡された衣装を着ます。
衣装はトップスのみで、ボトムスは自前のもののまま。
自分のイメージカラーがグリーンだということはこのタイミングで知らされます。
僕の衣装は厚めのフード付きインナー+胸ポケット付き緑トレーナーという構成で、いかにも普段自分が着そうなタイプの服でした(欲しかったけど流石にもらえなかった)。
この衣装は全員ちょっとずつ違っており、蝶ネクタイ付きに戸惑うちーたーさん、ちゃんとセーラー服が用意されて驚く大地さん、なぜかスポーティーなライン入りで困惑するすいとんさんなど反応は八者八様でした。去年よりはるかに良い服だったな
厚めのインナーは全員共通していたので、何か謎が仕込まれてるんじゃないかと勘繰っていたんですがそんなことはなかった(おそらく、アウターとインナーの間にピンマイクのコードを通すため)。
- ちょうどお昼時なので用意されてたお弁当を食べます。洋食屋のまあまあ良いお弁当でした。
- メイクさんと呼ばれる方(調べたところ「めいく」という苗字はなかったので役職で呼ばれてたんだと思います)に軽くメイクをしてもらいます。
よく分からない液体やよく分からない粉を肌に塗ってもらい、普段より明るい感じの肌に。普段から1日2回化粧水と乳液を塗ってるのが功を奏したのか、かなり綺麗な肌色に仕上がります。
髪型はふんわりした七三分けですが、これは僕が指示したわけではなく、なんとなくの雰囲気を見て上手いことやってくれました。めっちゃ良い感じに仕上がった。
- なんやかんやがありましたが、収録開始まで3時間ぐらい待ちました。
その間、横に座ってはったおいたくさんに声をかけてもらって、ボードゲームの「マジワルワード」(応援団の高井さんが所属するバ美nIQがデザインした、無限に遊べるゲーム)で遊んでいました。
謎クラはみんな好きなタイプの遊びなので、どんどん参加者が増えていき、最終的にはほぼ全員でワードを考える会になっていました。楽しかった
- スマホ没収の上3時間待ちだったのでマジワルワード一周では飽き足らず、とにかくその場にあるものを使って暇つぶしを考案する会になっていました。
マジワルワードでどれだけ奇をてらえるかコンテストをはじめ、マジワルワードの札で謎を作る、けいわいさんが即興で作った謎をみんなでデバッグする、逆転裁判なぞなぞをする……
一応控室にもカメラは入っていたんですが、みんな制作者特有の遊びを始めてしまったので非常に使いづらい画になってしまった気がします(実際使われてない)。
収録中~撤収後
- スタジオに入ると「いかにも」という感じの解答者席があってテンションが上がります。やっぱりああいう場所に座るのはひとつの夢ですね……
光線などの演出を見せるため、オープニング前のスタジオはずっとミストがモクモクしてました。チンダル現象が良く見える。
- 芸人さんのコントやトークで「マイクを付けるスタッフがグイグイくる」みたいなものが良くありますが、実際結構な勢いとパワーでピンマイクがセットされました。ちょっと怖かった
- 今田さんたちがいたのは我々がいたスタジオとは別室だったんですが、オープニングは全員同じスタジオに集まって撮影していました。
直前にリハーサルがあり、今田さん+各出演者役のスタッフ+我々プレイヤーという形でオープニングの流れを確認しました。その際、今田さんが我々の方を見て「静かにしてるからスタッフだと思ったけど本物の人か、流石」みたいなことを言う一幕がありみんな笑ってたんですが、今思うと我々を和ませるためにわざと言ってたのかもしれないですね
- 番組ではぶっ続けで放送されましたが、ファーストステージとセカンドステージの間など出演者の入れ替えが発生する際には毎回控室に戻されます。控室で談笑しながらもどんどん人が減っていくので次第に緊迫感が増していき、雰囲気はデスゲーム。
- 解答後インタビューのあとにプレイヤー紹介があったりしましたが、実際は一番最初にまとめて8人分、結構長時間をかけて撮影されています。
僕も月1000問を解く人、母親も予選に参加などと色々な情報で紹介されましたが、番組では結局京大生に関する部分と官僚ネタだけになってましたね。
「東大生はライバルですか?」「京大代表と言っても良いですか?」などと振られたんですが、学閥を背負って立てるほどの自信家ではないので「いや~~」とか言っためちゃくちゃ微妙なやり取りしかできませんでした。結果的に全カットになったんですが、ここに関しては少しホッとしています。番組自体も学歴を煽る感じじゃなく、あくまで大学は文化圏として紹介されてて良かったですね。
- この時、同時に応援席も紹介され、高井さんから何個かコメントをいただきました。
なかなかフリーダムにアピールしてもらったので僕が結構生き残らないとカットされそうだなとうっすら思ってました(実際全部カットされた)。
ただ最初に僕のことを「京大で一番強いです」と言ってくれた部分は使ってほしかったな~(あんまり大学で推さないようにするための配慮かもしれないですが)
(本当は「今の京大で一番強いです」というつもりだったらしいんですが、本番で「今の」を飛ばして言ってしまったので図らずも堺谷さんと岡本さんと自分自身に宣戦布告する形になってしまったようです)
- 他の方の応援団も結構ばっさりカットされてましたね。団扇もった創設者とか
応援団に関しては「2人まで呼べるが呼んでも呼ばなくてもいい」とのことだったので、謎に使うものではないということは最初から分かっていました。放送で使える素材をなるべく確保しときたいということなんでしょう
プレイヤーの敗退と同時にどんどん減っていくので、気分は人質付きデスゲーム。
- 収録の後半になるとお弁当2ndが控室に準備されました。
高級そうな和ののり弁でしたが、僕はそれを食べるのにちょうどいいタイミングで敗退になっちゃったので、許可をもらったうえでリュックに入れて持って帰りました。芸能人のエピソードでよくあるロケ弁の持ち帰り……
- 敗退後、名札とピンバッジは一旦回収されました。
なんで……?と思ってたけど次のステージで使ってたんですね。
あとで郵送してもらったので現在は手元にあります。
- 敗退後にも軽いインタビューがありました。終始ニコニコしてたら全部カットされたのは前の記事で書いた通りです。
高井さんと再合流して、そこでもインタビュー的なものがありました。「最後にひとこと」を求められたときにスッと「おつにぱ~」を出せなかったことをめちゃくちゃ悔やんでいました(言ってたらカットされなかったかもしれない)。
- 脱出謎解きの際に装着してたアイマスクですが、間違えてポケットに入れたまま持って帰ってしまいました。
メールで問い合わせると返却不要とのことだったので、今は家で使っています。
敗退後
- すでに夜遅く、また翌日も東京で予定があったのでその日のうちの帰宅はせず、以前からお世話になっているわんどさんの家にお邪魔しました(この流れを予期していたので決勝に進出していたことは報告済み)。
- その日、高井さんは「『い・か・き・く・け・こ・さ・し・そ・と・ぬ・の・ま・り・れ』の中の文字で構成されるものしか口にできない」という状態だったので(は?)コンビニで酢イカ・さきいか・カヌレを買っていました。酢イカ……
ちなみにこの時Twitterに上げた写真の背景がカッターボードではなくわんどさんが昔作った料理を撮るときに使っていたランチョンマットになっていたことに気づけばこのことを察せたらしいです。
これ何の話をしてるの?
- 翌日、京都に戻り「あもさば大おふたろう」のエンディングに立ち合いました。
ここですいとんさんと3回目の合流。オフ会内で起こったことクイズは2人ともボロボロでした。
放送日付近
- 放送日当日の昼間は弊サークルのイベント「エニグロカフェ」のスタッフをしていました。ルーム型の司会をやってたんですがみんなΧの話題をしてくれたので非常に回しやすかった。
- 反響が結構あり、放送中に小・中・高それぞれで一番仲が良かった友達から一斉にLINEが来るなどしました。
知り合いの多くは僕ばっかり見てたせいで謎解きはほとんど頭に入ってなかったらしいです。
- 高校の時の生物の先生の息子がこれを見て僕のファンになったらしく、春休みの同窓会でツーショットを求められました。
高校のクラス全体に出演を知らせるような真似はしていなかったので会場がざわつきましたが、とりあえずTVerで見られるという宣伝をしておきました。
- 高井さんは結局チラチラとしか映っていなかったですが、家族や知人からの評判はかなり良く、「応援団として最適」という評価をいただきました。「あの水色の人」「京大の先輩」で事情も含めてだいたい全部伝わったらしいです。
- 先述の通り名札とバッジをいただきました。
名札はクリップできるタイプですが、バッジは服に結構大きめの穴が開くタイプなので今後の活用法を模索しています。
とりあえず今は周囲で自分しか持っていないので、身分証の代わりに使うなど……
楽しい一日でした。
まだ複数回ファイナリストになった人はいないので、来年も開催されるなら是非狙っていきたいところではありますね。スケジュール絶対きついけど
ではまた。